東海大学建築都市学部土木工学科ホームページ

受験生の方へ

#4 東海大学だからできる技術者教育があります

東海大学工学部土木工学科では、学生の皆さんが技術者としての礎(いしずえ)を確立するための教育を行っています。
その基本理念に基づいたスタイルの授業やゼミナール・実験・実習を通して

が備わります。それらがどのようにして身につくか、東海大学の土木工学科での技術者教育の一部をご紹介します。

1年生

入門ゼミナール

土木工学科に入学した皆さんは、まず土木工学がどのような技術であるのかを学びます。
単に土木技術についてだけでなく、都市計画・環境・土木技術者の仕事、あるいは土木技術に直結する災害とそれに関連する防災などについて、教養的な知識を学びます。
この授業を通して土木とは何であるか、どのような目的を持っているのか、使命は何かを知ることになります。

工学基礎(基礎数学)

近年、環境問題や都市計画などに興味を持って土木工学科に進学する方が増加しています。中には高校時代に文系クラスに籍を置いていたという方もいます。また、各高校の独自性が強く出る高校カリキュラムにより、入学される皆さんの数学・物理の履修状況がまちまちになっています。
高校でのカリキュラムで幅広い分野と視野を培ってくることは非常に歓迎することだと考えています。一方で土木工学を学ぶ上でどうしても必要な数学や物理の知識というものがあります。
そこで東海大学の土木工学科では、さまざまな高校での履修状況を考え、今後必要となる高校数学を少人数形式で分かるようになるまで復習する(場合によっては初めて習う方もいます)ことによって、今後の授業に備えるための授業を開講しています。この授業を通して大学の授業についていくための知識が身につきます。

2年生

測量学/測量実習

土木技術で最も基本的かつ重要なことは、正確に、かつ正しい場所に構造物をつくることです。
土木構造物は大きな精密機械と表現されますが、そこで必要になるのが測量の知識と技術です。
皆さんが紙に図を正確に描くときには、定規や分度器やコンパスを使うと思いますが、大地の上に土木構造物をつくるときにはそれと同じ働きをする測量機器を使用します。測量実習を通して、正確にものをつくる方法を学びます。

専門基礎科目

構造力学・水理学・土質力学は土木工学を学ぶ上で重要な基礎科目です。これらの科目を身につけることで初めて、実際の設計や計画ができるようになります。それほど難しい数学や物理は使いませんが、単に公式を覚えるだけの内容ではないので、考え方のプロセスを理解する必要があります。
東海大学の土木工学科では、オリジナルのテキストや教授陣が執筆した教科書を用いて、基礎的な原理を理解できるよう説明と演習を行います。 また、それらの原理が実際の構造物でどのように用いられているのかという基本概念も伝えるように授業が行われていきます。

3年生

土木実験

2年生までに学んだ専門基礎科目が提示する多くの法則や自然の力によって構造物がどのような被害を受けうるかを、土木実験を通して理解し、考察を深めます。
地震などによるコンクリート部材の耐力低下・地震や風による振動現象・洪水や津波・砂地盤の液状化などを目で見て確かめることで、防災に対する知識を修得することができます。

土木工学ゼミナール

土木工学は幅広い専門分野を扱うので、皆さんの関心ある分野もさまざまなものになります。
自分が興味を持った専門分野の教員とゼミナール形式で知識や技術の習得や問題の追究を行います。
テーマに関わるさまざまな学問領域やそれらの関連性、問題解明に必要とされる基礎や応用について理解が深まるよう、それぞれの教員がいろいろなメニューを準備して待っています。

4年生

環境・都市計画・デザイン系科目

魅力ある街づくりは、3年生までに学んだ土木工学の基礎知識を理解した上で初めて成り立つものです。基礎知識がないままにデザインや計画を実施することは、地図や方位磁石を持たずに探検に出発するようなものなのです。
東海大学の土木工学科では、3年生までに学んだ知識を基礎にして初めて合理的なデザインや計画、環境への配慮ができると考えています。そのため3年生後半から4年次にこれらの科目を学びます。
土木の基礎原理を考慮し、デザインや環境に配慮するという面白さと充実感が、これらの授業で理解できます。

卒業研究

大学を卒業して社会に出ると、自分の力でものごとを分析し、解決への道を切り拓いていくことが求められます。そのため、知識を修得するだけでなく、主体的にものごとに取り組む能力が必要になります。
4年生では1年間かけて、各自の興味ある分野について、専門教員の指導のもとに卒業研究を実施します。
東海大学の土木工学科では、企業とのかかわりの中で進められる研究も多く、社会人との交流の機会が得られます。
この卒業研究を通して、社会に出る者としての自覚・自分自身を成長させる原動力が身につきます。

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